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【高成長インド中型株式ファンド】注目のインド中型株の今後のリターンと安定性は?【投資信託マラソン】

【高成長インド中型株式ファンド】注目のインド中型株の今後のリターンと安定性は?【投資信託マラソン】

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本日は、高成長インド中型株式ファンドという、インドの中型株式に投資を行う国際株ファンドを分析します。注目が集まるインド株式の中でも、成長性の期待できる中型株式に集中投資を行うファンドのリターン、今後の安定性を分析します。ぜひ最後までご覧ください。

お願い

最初にお願いです。この記事は情報提供を目的として作成されています。投資の勧誘や売買の推奨を目的としたものではございません。また、取り上げている投資信託はランダムに抽出を行っています。運用会社や販売会社と当社の間には、業務提携などは一切ございません。あくまでも中立の立場でお伝えしています。

投資信託概要

概要

高成長インド中型株式ファンドは、インドの中型株に投資を行うファンドです。三井住友DSアセットマネジメントが運用し、NISA成長投資枠での投資が可能です。信託報酬は2.05%、純資産総額は2859億円です。

特徴です。インドの中型株に特化して投資を行うアクティブファンドです。ファンドの中身を見ると、中型株が8割を占め、残りの2割で大型株と小型株に投資しています。

組み入れ銘柄の特徴としてはインドの中型株がに投資を行うため、グローバル企業ではなく、インド国内で事業を行う内需関連の銘柄が多くなっています。

チェックポイントです。インドの内需関連、中型株のパフォーマンスはどうか。今後長期で安定したパフォーマンスを実現できるかを見ていきたいと思います。

過去のパフォーマンスです。リターンは非常に好調です。リスクも同カテゴリーを大きく上回ることなく、ほぼ同じとなっています。リスクをコントロールしつつ、高いパフォーマンスが実現できるファンドだとわかりました。

投資戦略

中型株をメイン、大型株・小型株の一部ということで、8割が中型株に投資を行っています。

運用はシンガポールにあるコダック・マヒンドラ・アセットマネジメントのファンドチームが担当しています。国内のファンドマネージャーがリーチできないような銘柄にも投資をしている可能性があります。

運用プロセスは非常にシンプルで、投資ユニバースの中から絞り込んでおり、まさに銘柄選定能力が問われるファンド設計となっています。

銘柄戦略

投資銘柄は83銘柄と、それなりに分散を効かせている印象です。中型株が85%、大型株が5%、小型株が8%に配分されています。投資先としては、政府の金融サービスであるPower Finance Corporation、消費者金融のShriram Finance、レストラン情報の紹介に加え、フードデリバリーをインターネットを通じて行うZomatoが上位に組み入れられています。インド株への投資は、最近非常に人気になっておりいくつかの企業名もメジャーになってきていますが、この銘柄にはまだまだ見慣れない銘柄も多く、中型株をしっかり選んでいることがわかります。

また、インド市場でのIPO銘柄にも積極的に投資を行っています。ここがポイントです。IPO銘柄は、銘柄分析、投資が非常に難しいため、このようなアクティブファンドを通じて投資が出来るのはとても良いと思います。

近年、インドの経済成長は著しく、株式市場も注目されていますが、中でも今回のファンドは中型株に投資をした結果、内需関連に特化した投資になっています。インドの消費拡大の恩恵を受ける企業が多く、今後インドの成長を大きく享受できる組成となっています。資本財や素材などを中心に投資していることから、今後のインドの成長と非常いリンクが高いと考えられます。

ファンドパフォーマンス

パフォーマンス

非常に良好なパフォーマンスで、近年の動きも絶好調です。インド株全体の上昇やインドルピーの円安が要因となっていますが、加えてインドの内需が非常に好調であることから、中型株の業績も好調でした。マーケットプラスアルファのリターンをしっかりと出せていると言えるでしょう。

インドの代表的なインデックスSENSEXと比較してもファンドのパフォーマンスが上回っており、世界株も大きく上回っています。

過去5年間ではSENSEXを60%、世界株平均を70%上回っており、ただでさえ好調なインド株指数を大きく上回る驚異的なリターンとなっています。

過去3年で見てもSENSEXを上回っており、インド中型株、内需関連株の好調が続いていることが確認できます。

運用の効率性を示すシャープレシオは1.8と、他のインド株ファンドと比較しても非常に良好だと確認できました。

インドの中型株に投資しているため、動きが大きいのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、直近のリスクは14%と低く抑えられています。インド株が上昇していることもあり、リスクは低くコントロールされています。現段階では、世界株平均と比較してもリスクが低く抑えられていると言えます。

数年間のファンドのリターンはトップレベルで、リスクは平均以下と絶好調なものとなっています。しかし、世界的な株価の下落局面や不安定な状況が発生した場合、ファンドの動きが大きくなることはご認識ください。

また、新興国の特徴として相場の急変が起きれば、ファンドの値動きも大きくなると想定されます。

今後の期待です。インドの中型株には消費関連、インフラ関連の銘柄が多く、今後のインドの成長が続く場合、ファンドの安定が期待できます。

また、インド中型株のEPS成長率は大型株よりも高いと予想されています。2024年、2025年、2026年と高いEPSの成長率が予想されており、今後も資金が流入しやすい環境にあります。もちろん、世界的な株価の調整局面ではマイナスの影響を受けますが、成長性が高いためその後の回復も早いと想定できるため、非常に投資家の期待値が高いファンドと言えるでしょう。

資金流出入

ここ最近は流出が続いています。他のファンドと比較しながら判断されていると思われますが、特徴を踏まえて、ぜひ他のファンドと比較してみてください。

評価

評価は4.5です。短期的なリターンだけでなく、今後の中型株の成長、EPSの成長、経済の成長の蓋然性を考えると、十分に4.5の評価を得られるファンドでしょう。今後の中型株の成長は、インドが伸びていく際に非常に期待できるため、この評価が妥当だと考えています。

成長著しいインドにおいて、今後のEPSの成長が期待される中型株に特化したファンドのパフォーマンスを見てきました。これまでのパフォーマンスもさることながら、組み入れている銘柄、世界に対する期待が非常に合致している印象があります。インド株ファンドの中でも人気のあるファンドと比較しながら、分析していただければと思います。

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