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40代前半の男性からのご相談です。家族構成は、お奥様と3人のお子様の5人家族です。さて、今回は、資産活用期における進め方(プロセス)をどすべきかというご相談でした。実は、この方は不動産売却により約1.2億円の現預金を保有されています。どこかで不動産売却の情報を聞きつけた金融機関から提案等を受けているようですが、正直なところ「あまり的を得ていない提案」が続き、自分で資産運用を始めることを決断されたそうです。
そこで、資産運用における進め方(プロセス)に関する質問があり以下の回答をさせていただきました。
とても教科書的で初歩的に感じるかもしれませんが、現時点で現預金、有価証券、その他資産がいくらあるかを確認する必要があります。
今後のキャッシュフローを大まかで構わないので作成する必要があります。特に、大きな金額の支出は把握しておく必要があります。また、教育費は特に人により大きく異なるため、ある程度詳細まで把握しておくことが大切です。
この1.2億円の資金は、ご自身の夫婦の代で使い切るのか、お子様の代に渡していくのか。渡していくのであれば、いくら残してあげるのか。など、とても曖昧になっていることが多いため、資産形成期から活用期に移行するのが40代と早いご家族の場合は、この点を早めに決めることが重要です。
これらのプロセスを踏むことで、初めて1.2億円の資産を何%の「期待リターン」で運用する必要があるかを把握することができます。この期待リターンを把握することで、このリターンを達成できる「最適なポートフォリオ」を見つけることができるようになります。
最適なポートフォリオというと、世間のイメージでは「運用を達成してくれそうなポートフォリオ」という感じかもしれません。しかし、伝統的な運用手法においては、「現実的に将来達成できる目標金額が実際には達成できなくなる」というリスクを最小化することです。決して、短期的な価格変動や単年度のパフォーマンスに一喜一憂するものとは正反対です。
いくら最小化したリスクとはいえ、そのリスクがその人に合致するとは決して断言できません。そのため、長期投資で資産を形成する以上は、最小のリスクが自分にマッチしているかを判断して行く必要があります。それが、ポートフォリオにおけるリスク(標準偏差:年間の価格変動率)をしっかり把握し、数字として判断することが必要になります。
このようなプロセスを踏んで初めてアセットアロケーションと呼ばれる自分に適した資産配分を決定することができます。このプロセスを省いてしまうと、景況感が良い金融市場の場合問題がないのですが、〇〇ショックなどと呼ばれる数年に一回訪れる相場の急変時に資産を大きく失うことがあります。
以上のことから、今回は自分に適したアロケーション(資産配分割合)までをアドバイスさせせていただきました。自分に適した「リスク・リターン」を把握して、ご自身でポートフォリオを管理されています。
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