相談内容
私は、定年退職を数年後に控えていますが、今まで貯蓄してきた金額で将来生活を送っていくために運用を始めるべきかどうか悩んでいます。仮に、運用するとなった場合は、どのような運用が良いかも正直分かりません。また、一人娘がいて相続についてどのように考えるべきかについても漠然としか考えていませんでしたが、そんな中、保険を勧められ、加入した方が良いのかよく分からないので、まずは、全体を整理して運用と保険をどうするかをアドバイスして欲しいです。
解決までの流れ
今回、プレミアム・オーダーメイドプラン へ無料見積もりの相談がありました。まずは、ご相談内容を把握するために簡単な面談からスタートさせていただきました。
面談を通じて一番大事なポイントが、正しい資産の振り分け方にあることが判明しました。
その理由は、
・正しい資産の振り分けをしていけば今の生活水準を維持できる金額を保有している
・運用の経験はほぼ無いけど、無理して運用をする必要がない
という点です。
ご本人としては、お子様のことを考えて保険に加入や相続する資産として家を購入することなどを検討されていました。そのため、問題が複雑ではないかと感じていらっしゃいましたが実はそれほど複雑でないことをお伝えし、毎月30分のプレミアムサポートプランで徐々に解決を進めていくことになりました。
1)保険への加入は必要なし
亡くなったときのために保険への加入をお考えて、ご自身がお世話になっている外資系の保険会社に提案を受けていました。保険のエキスパートと共にその保険内容とその方の資産とご家族の状況を含め検討した結果、加入の必要が無駄であるという判断をお伝えしました。
2)資産運用
一時金払いの保険を検討していたことで、手持ちの資金が目減りすることが回避できたことで状況が一転しました。相談者は、もともと現在の生活を維持できればというご要望でしたので、保険に加入さえしなければ今の現預金のままでも生活は維持できることをお伝えしました。
まとめ
結果、今後は不動産を購入するかどうか、不動産を買うことで相続税の優遇を受けることを検討する、保守的に資産運用を始めて少しずつ資産を増やしていくことを検討する、お子様へ資産を徐々に贈与していくなど、今の現状からプラスアルファを行うか徐々に検討すれば十分だということになりました。今後は、毎月30分のプレミアムサポートプランで十分に解決していけると思います。
このように、わたしたちが中立的に分析をしてみると「実は対策の必要がない」という方も多くいらっしゃいます。最近の風潮で、過度に資産運用や将来不安を煽るようなものを一部見かけますが、実際には対策や準備が必要でないことが多くあります。
資産管理に無駄なコストは天敵です。また、無駄な対策も逆効果になることもあります。誤った情報に流されずに、ご自身に適した対応を行うことが将来に備えた正しい準備になります。