スイス留学の専門家が語る「スイスの学校選びのコツ」とは。

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渋谷:本日は、留学のエキスパートである天野さんと、一緒に留学についてお話をします。天野さんは、元スイス・ラーニング日本代表で、スイス留学を含めた留学のプロフェッショナルです。本日は、留学についていろいろと聞いていきます。よろしくお願いします。

天野:よろしくお願いします。

スイス留学とは

渋谷:早速ですが、留学というと敷居が高い、お金がかかるなど、いろいろ考える方が多いと思います。そもそも留学とはどういうものか。特に、天野さんの専門であるスイスの留学がどんなものか。簡単にお話いただけますか?

天野:スイスの留学は、アメリカ、イギリスに次いで、最近だんだん留学先として候補に挙がってくるようになりました。今まで留学というと、英語圏への留学がメインでした。スイスへの留学では、他の国では得られないことがすごくあります。

スイスは、他の国と違って英語圏ではありません。ですから、スイスに行って何を勉強するのかと、知らない人はよく聞きます。

留学生が入学するのはボーディングスクール

スイスの留学生が入るのは、私立のボーディングスクールです。この私立のボーディングスクールは、スイス国外に住んでいる富裕層のお子様たちが、スイスのような安全で、空気のきれいな環境で、いい教育を受けられるように作られています。

渋谷:スイスのボーディングスクールには、地元の人もいるのですか? それとも、スイスから見ると外国人ばかりなのですか?

天野:いくつか種類があり、どこの学校に行くかによって決まります。ほとんどの学校は、スイス人がいないです。ただ、中にはスイスに住んでいる、スイス人と日本人夫婦のお子さんが通っている学校もあります。

また、学校によっては、通学生として地元のスイス人の子たちが多くいる中に、留学生が30%ほど入っている学校も中にはあります。しかし、メインは留学生ばかりの学校です。

渋谷:留学を自分自身で考えている方。もしくはお子さんをスイスに留学と考えている方には興味のあることだと思いますが、留学先として考えるボーディングスクールで、特定の人種への偏りという特徴が仮にあるとすれば、天野さんが思う日本人のなじみやすい学校はありますか?

国籍の上限を設けて国際性な多様性を保つ

天野:通学生の多い学校がいいか、全寮制がいいのか。ご家族のご意向とお子様の性格も関係します。ただ、先ほど、ほとんどが留学生だとお伝えしましたが、基本的にほとんどの学校で、一つの国籍は学校の総生徒数10%を上限としています。

スイス人の通学生がいる学校では、スイス人通学生は寮に入らないためカウントしません。ただ、寮生として通っている外国人は全て10%となっています。

スイス以外の学校、特にカナダで多いのですが、中国人が多かった、日本人が多かったということが起こります。それがスイスの場合はありません。どこの学校に行っても、基本的には一つの国籍の人だけということはありません。

ボーディングスクールには三つの種類があります。イギリス系、ブリティッシュ系の学校と、アメリカンスクール、インターナショナルスクールです。

例えば、アメリカンスクールであれば、昔、私が通っていた当時は、アメリカ人がすごく多かったです。ただ、今の場合はアメリカ人も含め、外国人は全て10%までとなっています。特徴は、先生のほとんどがアメリカ人だということです。

ブリティッシュスクールも同じです。イギリス人が50%いるというわけではなく、上限は10%。学校の先生はイギリス人が多いということです。

インターナショナルスクールはこのどちらにも該当せず、どこの国の人たちも10%未満です。

渋谷:今ふと思ったのですが、アメリカ人がスイスのアメリカンスクールに行くことは、実際にあるのですか?

天野:あります。結構アメリカ人もいます。アメリカ人の中でもザ・富裕層のため、おうちの写真を見せてもらうと、ここはどこのお城? というところに住んでいたり、自家用ジェットでここからここまで飛んだりするという方たちが基本となります。

そういう人たちはアメリカのエリート学校に入れますが、そういうところに入ると、基本はアメリカ人しかいません。しかし、スイスに行くとアメリカ以外の人たちもいて、国際性が身に付きます。

世界の国々から留学が殺到する理由

通わせている親御さんには、ビジネスをしている方が多いです。アメリカだけではなく、他の国も見てきなさいという考えのご家庭の方が、アメリカからわざわざスイスのアメリカンスクールに送る場合があります。

渋谷:スイスに留学をした場合、どういう人種がいるのか。上限10%ぐらいだとイメージできました。恐らくどの学校を選ぶにしても、同じような割合で別の人種がいると分かりました。

どこに行けばいいのか、人種の割合ではなかなか判断ができないとすれば、判断基準は例えばどういうところですか。

学校の立地で身につく言葉も違う

天野:まずは、どこに学校があるのかです。スイスはフランス語圏、ドイツ語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏があります。今話す人がほとんどいないロマンシュ語(スイス全体で0.数%)以外、どこの言語圏にもボーディングスクールがあります。ですから、そこが基準となります。

フランス語圏の学校では、基本、学校の共用語は英語です。ただ、学校の外に出てお店に入ったり、買い物したりするときには、もちろんフランス語が必要になります。街を歩いていてもフランス語が飛び交っているので、英語以外の言語に触れたいといったとき、フランス語圏、ドイツ語圏、イタリア語圏のどれがいいか。それが選び方の一つになります。

また、山の中と村だけだという場合もあります。学校と、スキーのリゾート地と、ちょっとしたお店、レストランがあるぐらいで何もない村の、山の中の学校がいいのか。あるいは、街に近い学校がいいのか。その辺も、選ぶポイントになってくるかと思います。

渋谷:分かりました。では、まとめると、まず、人種の比率はほぼどこに行っても同じだと。

スクールの形式アメリカン、ブリティッシュ、インターナショナルの三つがあり、母体が少し違ってくる。

あとは、場所によって、山もあれば、湖もあれば、いろいろなところがあるので、そこによって違う。また、外に出たときの言葉も変わってくるので、第二言語、第一言語。英語以外で何を身に付けるのかということがあるということでしょうか?

天野:はい。そういうことです。

渋谷:とてもよく分かりました。次回は、スイス留学のメリット、デメリットについてお伺いしたいと思います。またよろしくお願いします。ありがとうございました。

天野:ありがとうございました。

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