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【HSBCインド・インフラ・株式オープン】他のインド株投信と比較。高いパフォーマンスを実現中。【投資信託マラソン】

【HSBCインド・インフラ・株式オープン】他のインド株投信と比較。高いパフォーマンスを実現中。【投資信託マラソン】

超保守的な投資信託マラソンで配信中

本日分析する投資信託は、インドのインフラに投資を行う投資信託HSBCインド・インフラ株式オープンです。

以前もインドのインフラに関する投資信託を取り上げましたが、今回はHSBCが運用するインドのインフラファンドを取り上げます。高いパフォーマンスが出ていますが、どのような点に注目すべきかをお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。

お願い

最初にお願いです。この記事は情報提供を目的として作成されたものであり、投資の勧誘や売買の推奨を目的としたものではありません。また、取り上げている投資信託はランダムに抽出しています。運用会社や販売会社と当社との間に業務提携等は一切ございません。中立の立場でお伝えします。

投資信託概要

概要

HSBCインド・インフラ株式オープンは、HSBCアセットマネジメントが運用しています。NISA成長投資枠での投資が可能です。信託報酬は1.76%、純資産総額は2072億円です。最近インドに関する投資信託は人気があり、残高が増えています。

今回取り上げた理由は、以前、別のインドファンドでもお伝えしましたが、インドは人口ボーナス期であり、インドは消費、インフラの両面から注目を集める投資先の1つです。今回のインドのインフラに投資を行うアクティブファンドは、銘柄選定能力が高ければ高いパフォーマンスが期待できることから、今回分析対象として選定しました。

インドでは、国策としてインフラ整備を重点的に行っています。このファンドが投資しているのは、資本財、素材、公営事業、運輸、エネルギーなどのインフラ関連銘柄です。政府が推進するインフラ整備の恩恵を受けやすい企業に投資をしているため、これからもファンドの成長が見込めます。

また、インド経済による株式市場全体の上昇が期待でき、「高成長国+高成長分野」に投資するファンドであることが特徴です。皆さんも非常に興味をお持ちになるのではないかと思います。

本日のチェックポイントです。インド株ファンドへの期待が非常に高いです。そこで、同分類のファンドと比べて優位性があるかどうかを確認したいと思います。

この投資信託マラソンも本数が増えてきましたので、今後は以前に紹介したファンドと分類が重複するケースが出てきます。これからは、そういったファンドの比較が増えてくるかと思います。ファンドを比較し、どちらのファンドがより優れているかを分析できればと思っています。

また、インドといえば新興国ですから、ボラティリティが高くなることが予想されます。そのため、リスクをしっかりとコントロールできているかどうかを見ていきたいと思います。

過去のパフォーマンスです。10年、5年、3年、1年と、いずれもカテゴリーを大きく上回るパフォーマンスを記録しています。一方で、標準偏差も同じカテゴリーを上回っているため、リスクを取ってリターンを得ていることが分かります。このような点を掘り下げ、ファンドとして長期的に預けるに値するかを見極める必要がありそうです。

投資戦略

ポートフォリオは資本財とエネルギー企業の比率が高くなっています。全銘柄は50銘柄程度です。HSBCインド・インフラ株式オープンを左側に、以前ご紹介したSBI・UTIインドインフラ関連株式ファンドを右側に掲載して比較してみましょう。どちらもインフラに関する投資を行っているファンドですが、HSBCインド・インフラ株式オープンは資本財とエネルギー企業の比率が高い点に特徴があります。

HSBCのインフラ株式オープンは、資本財が42%、エネルギーが14%で、合計56%となっています。一方、以前紹介したSBI・UTIインドインフラ関連株式ファンドは資本財が20%、エネルギーが19%と、割合がかなり異なっています。

どちらのファンドもインド国内で事業を行い、収益を上げている内需関連株に投資しています。上位には世界各国のインフラや石油開発事業を請け負う建設エンジニアリング大手や大手財閥、電力会社、ガス会社が並んでいます。

銘柄の中身自体は似通っていますが、投資の割合が異なります。最上位銘柄は同じような順位ですが、それ以下は順番が異なっています。また、銘柄数もUTIが37銘柄に対して、HSBCは50銘柄です。ここがパフォーマンスにどう影響するかが注目点です。

ファンドパフォーマンス

パフォーマンス

パフォーマンスは非常に良好です。近年、インドの株式市場が非常に好調なため、このファンドも驚異的な数字を残しています。5年前と比較すると、約2.8倍になっています。世界株の平均だけでなく、インドSENSEX指数を円換算に対しても60%オーバーパフォームです。

右のチャートをご覧ください。3年のデータが下、5年のデータが上に表示されていますが、青で示した世界株を共に大きく上回っています。インドのインデックスSENSEXも上回っているため、インドの成長だけでなく、インフラ投資でプラスアルファが出ていることが確認できます。

特にここ3年の動きが顕著で、SENSEXに+70%、世界株平均に+90%のプラスリターンを記録しています。年率換算すると40%を超えており、アクティブファンドの中でも非常に高いリターンとなっています。

高いリターンの要因はインド株の好調さと、国策に支えられたインフラ関連の上昇が特に大きかったことです。銘柄選定をしっかり行い、長期保有を重視しています。細かなリバランスを行うよりも購入に集中しています。今後、この戦略がどう影響するかを確認する必要があります。

非常にパフォーマンスが良いことが分かりましたが、変動率も同時に非常に高いことも特徴です。過去5年間の平均リスクは27%と、市場平均と比較してもかなり大きな値動きです。上昇時には大きなリターンを得られますが、下落時には大きな損失が発生しています。直近では2020年のコロナショックで大きく下落しています。円ベースでSENSEX指数は約3割、このファンドは約4割の下落ですから、インデックスと比べて1割以上大きく下落しています。一時的とはいえ大きな損失を抱えており、このようなマイナス局面は今後も起こり得ると考えられます。高リターンに釣られることなく、過去の動きを見てリスクの大きなファンドであることを理解した上で投資を行う必要があります。

ファンド比較

以前ご紹介したSBI・UTIファンドも非常に優秀なファンドでしたが、今回のHSBCインド・インフラ株式オープンも非常に優れたファンドです。

ファンドのリターンを見てみましょう。6ヶ月で+99%のリターンですから、UTIの+76%を上回っています。1年間でも+82%と、UTIの+63%を上回っています。10年間で見ても、HSBCインド・インフラ株式オープンは15.71%、UTIは14.14%と、1%近く上回っています。リターンに関しては、HSBCインド・インフラ株式オープンが優れていることが分かります。

また、同分類に対するアルファを見ても、全ての期間でアルファが出ています。まさにアクティブファンドの中のアクティブファンドといった印象です。

ただ、年間の標準偏差を見ると、UTIを全ての期間で上回っています。10年間ではHSBCが27.59に対してSBIが22.7ですから、年間ボラティリティが5%近く高いことが分かります。かなり大きな変動を伴うファンドであることは、理解しておく必要があるでしょう。

リターンが高い反面、標準偏差も高いです。シャープレシオで見た場合、例えば6ヶ月や1年ではSBIを上回っているものの、長期になるとほぼ変わらず、10年になるとUTIの方がシャープレシオを上回っています。投資によって大きなリターンを得たい方、大きなリターンを得たいものの、よりボラティリティを抑えたい方で、好みが分かれてくることでしょう。どちらが良いというよりも、投資スタンスによって評価が変わる印象です。

資金流出入

リターンが高いため、凄まじい資金が流入しています。

評価

評価は4です。以前取り上げたUTIも評価4なので、同等の評価となります。インドのインフラという成長性の高い分野に投資を行っており、さらに高い目利き能力があるからこそ高いリターンが得られていることは間違いありません。ただ、UTIに比べるとリスクが高いことも事実です。人によってはフィットしない方もいるかもしれませんので、その点は考慮していただく必要があります。そのため、星4つとさせていただきました。

本日は、HSBCが運用するインド・インフラに関するファンドを取り上げました。同様のファンドがある中でも、インドのインフラに特化したこのファンドは非常に高いパフォーマンスを残しています。有名なUTIと比較してもリターンが高いことが分かりました。

一方で、リスクも多く取っているため、シャープレシオで見ると10年単位ではほぼ同等、もしくはやや下回る結果となっています。リスク許容度に合わせてインドに投資する場合、さまざまなファンドがある中で横比較しながら分析を行っていただければと思います。

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