HOME > 事例紹介 > スイスのボーディングスクールへの進学
スイスのボーディングスクールへの進学

スイスのボーディングスクールへの進学

先日、ボーディングスクールについてご質問をお受けしました。そのご家族には、現在小学4年生と小学2年生の息子さんがお二人いらっしゃいます。お子様ご本人たちの希望もありご長男の中学校進学を機にスイスのボーディングスクールへの入学を検討していますが、準備から試験までどのようなスケジュールで進めればよいのでしょうかといったご質問でした。

また、色々と自分でも調べていますが、ネットなどでは分からない本当の情報を把握したく相談に至ったようです。

更に、ご夫婦の希望で、できれば子供二人が寂しくならないようにご長男とご次男を同時に入学できればとお考えのようで、それが可能なのかどうかと熱心にお聞きになられていました。

意外に大変な「合った学校選び」

スイスには多くのボーディング・スクールがあり、その中からお子様に合った学校を選ぶのは大変な作業です。ご子息の入学をご検討されているのであればまず各校が毎夏開催している3~4週間程度のサマースクールに参加する事から始めるのをお勧めします。勉強、スポーツや現地での生活を体験でき、学校の事を知る一番の近道だと思います。

各学校には独自の特色があります。低学年生徒を専門にする学校、アルプスの山奥にある学校、アメリカの教育方針を推進する学校。またフランス語圏、ドイツ語圏、イタリア語圏にある学校など様々な環境、教育制度の中から学校を選択する事ができます。 大抵の学校の応募は11月から始まり、サマースクールの参加には試験はありません。人気の高いロゼ校などは応募開始数日で日本人枠が埋まってしまう可能性も高いのでできるだけ早期の応募をお勧めします。

サマースクールで実際に体験する大切さ

複数のサマースクールを経験する事によって学校の雰囲気を感じる事ができ通期のボーディング・スクールの選択の際に役に立つと思います。 通期のボーディング・スクールに関しては入学試験は学校によって様々です。中学生からの入学ですと、高校卒業までに十分時間もあり英語を習得する時間の余裕もある為、ある程度の英語力があり、常識的な学力があれば良しとする学校が多いいようです。

試験はオンラインで日本にいながら受けられる学校もあればスイスで面接を行う学校もあります。 また兄弟での入学をご希望との事ですが兄弟数名で通っている事は珍しくありません。

しかし、国際的な共同生活環境を重要視する学校では、特別なケースを除き寮生活では兄弟別々の部屋に分かれる事となります。 ご両親も、我が子がいない生活環境に慣れる準備が必要です。現地に信頼ができる連絡者をお持ちになる事をお勧めいたします。

サマースクールの選び方

このように一通りご説明した後に、「サマースクールの参加では、学校選びがとても重要な気がします。いくつかのスクールを体験することをお勧めされていますが、具体的にはどのように選択をすればいいのでしょうか?」といったご質問がありました。更に、

・何校を体験すべきでしょうか
・一回の夏期間で何校体験できるのですか
・スクールの選び方のコツはありますでしょうか

正直なところWEBサイトなどで調べましたがどこもとても魅力的で良く見えてなかなか選べませんでした。 ということで前向きにサマースクールをご検討いただいている様子でしたので、更にアドバイスをさせていただきました。

サマースクールを体験すべき本当の意味

スイスのサマースクールは勉強を学ぶのではなく、国際的環境で共同生活を学ぶ場所です。学校によってはサマーキャンプと呼ばれており、英語、フランス語などの語学授業を受けながら自然を楽しみ、スポーツを楽しみ、お友達を作ることが目的とされています。

サマースクールの選択ですが、まずWebサイトで各学校のプログラムをご確認いただき、お子様の趣味や興味に合ったアクティビティーを提供する学校をお選びください。

サッカー、ヨット、乗馬、ダンス、アート、音楽、またマジックやサーカスなどユニークなオプションを揃えている学校もあります。お子様の性格によって学校の規模(数十人から数百人の生徒数)や環境(町、山)も大切な選択要因になるでしょう。 通常では7月コースと8月コースに分かれ、夏期2回サマースクールは開催されています。しかし日本の学校の夏休み日程上、参加できるのは8月に限られてしまうと思います。

毎年別のサマースクールを経験する事が理想的ですが、もし難しいようでしたら、サマースクール前後日に他の学校を見学する事をお勧めします。WEBサイトで情報を得る事は大事ですが、それ以上に学校の雰囲気を感じる事が重要だと思います。

必要がありましたら学校訪問のアレンジや同行も致しますので是非ご相談ください。 強制的にお子様をボーディング・スクールに入学させるのはお勧めいたしませんが、サマースクールでの体験はお子様ご自身の意思でスイス留学を希望する大きなきっかけになると思います。 何かありましたらいつでもご相談ください。

まとめ

ボーディングスクール選びは、まずはサマースクールなどで実体験をしてみてはいかがでしょうか。 国際的な感覚を身につける場ですが、その体験でお子様ご自身が意思決定の良いきっかけになると思います。

続きを読む

「資産を守るために、着実な資産管理を」

ファミリーオフィスドットコムでは無料で⾃信で⾏っていただける資産管理から、
エキスパートによるオーダーメイド型の資産管理まで、様々なサービスを提供しています。

メディアでご紹介いただきました

関連記事