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【第11回】半導体銘柄への投資戦略 〜半導体業界でリードする海外企業に注目!〜米国、欧州、アジアの有望銘柄と投資のポイント

【第11回】半導体銘柄への投資戦略 〜半導体業界でリードする海外企業に注目!〜米国、欧州、アジアの有望銘柄と投資のポイント

半導体は現代社会に欠かせない重要な部品であり、スマートフォンやパソコン、自動車など幅広い分野で使用されています。そのため、半導体関連企業は高い成長性が期待でき、投資家から注目を集めています。しかし、海外の半導体関連株に投資する際は、各国・地域の特徴や為替リスクなどを考慮する必要があります。本記事では、投資初心者向けに、海外の半導体関連株への投資戦略について解説します。

米国、欧州、アジアの半導体株の特徴と株価動向

米国・欧州・アジアの半導体関連銘柄の特徴について解説します。

米国

米国は世界最大の半導体市場であり、インテルやエヌビディアなど大手半導体企業が数多く存在します。米国の半導体株は、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、5G通信などの先端技術の発展とともに成長が期待されています。2023年には、エヌビディアの株価が大幅に上昇し、半導体セクター全体を牽引しました。

欧州

欧州では、オランダのASMLやドイツのインフィニオン・テクノロジーズなどが有力な半導体企業として知られています。欧州の半導体株は、自動車産業向けの需要増加や再生可能エネルギー関連の需要拡大などを背景に、堅調な株価推移が期待されています。ただし、米中貿易摩擦の影響を受けやすいというリスクもあるので注意が必要です。

アジア

アジアでは、台湾の台湾積体電路製造(TSMC)や韓国のサムスン電子が世界的な半導体企業として知られています。特に、TSMCは最先端の半導体製造技術を有しており、アップルなど大手ハイテク企業から高い信頼を得ています。アジアの半導体株は、スマートフォンやデータセンター向けの需要増加を背景に、今後も高い成長が見込めるでしょう。

また、中国は対中摩擦や台湾有事などの問題を受け、半導体自給率の向上を目指しています。中国政府が発表した「中国製造2025」では、2030年までに自給率75%という目標が掲げられていますが、アメリカによる対中半導体規制によって達成が困難になるのではないかと推測されています。そんな中、中国のSMICは、半導体ファウンドリ企業の中でも世界シェア3位を誇る有力企業です。SMICの2024年の設備投資額は、過去最高だった2023年の水準と同程度を維持する予定で、上海、北京、深セン、天津での新工場建設を計画しています。

海外の有望な半導体関連銘柄の選定方法

海外の半導体関連銘柄を選ぶ際は、以下のようなポイントに注目するようにしましょう。

  1. 高い技術力と競争優位性

最先端の半導体製造技術を有しているか、独自の強みを持っているかを確認します。

  • 主要顧客との関係

アップルやインテルなど大手ハイテク企業と強固な取引関係を築いているかを見極めます。

  • 財務健全性

業績の安定性や成長性、債務状況などを確認し、財務面でのリスクを評価します。

  • 株価バリュエーション

PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの指標を用いて、割安度をチェックします。

また、個別銘柄を選ぶのが難しい場合は、半導体関連のETF(上場投資信託)に投資するのも一つの方法です。ETFなら、一度に多数の銘柄に分散投資できるため、個別銘柄に投資するよりもリスクを抑えられます。

たとえば、半導体株指数であるフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は、NASDAQ OMX PHLXによって算出および公表されている株価指数です。設計、製造、流通、半導体業界内での販売に従事する30社の時価総額加重平均株価指数であり、アメリカの証券取引所に上場している企業で構成されていますが、米国企業の必要はありません。この指数は、半導体産業の状況を示す有力な指標として世界的に参照されており、TSMC、ASML、NXPセミコンダクターズなどの国際的な企業を含む30社の構成銘柄で構成されています。

国内でも「グローバルX 半導体ETF(2243)」を購入すれば、「フィラデルフィア半導体株指数(配当込み)」を円換算した値の変動率に一致させた運用が可能です。また、同ETFは新NISAの成長投資枠の対象商品となっています。

今後、半導体需要が加速する分野は?

今後、半導体の需要が加速すると予想される分野は、「通信」「生成AI」「自動車」の3分野です。

通信分野では、6G時代やIOWN構想など、通信技術の進化に伴い、高速データ通信を実現する半導体の需要が伸びます。スマートフォンやIoT、産業機器など、様々な機器で用いられる通信用半導体は、タイムラグのないデータ送受信が可能です。

生成AI分野では、エヌビディアなどの企業が、AI向け高精度半導体で業績を伸ばしています。生成AIの実現には、深層学習モデルの処理が可能な高性能な半導体が不可欠であり、今後の需要拡大が見込まれます。

自動車分野では、カーナビや車載カメラなどの制御に加え、モーターやエンジン、ハンドルなどの部品にも半導体が用いられているのです。完全自動運転の電気自動車の実用化に向けた開発が進む中、多種多様な半導体の需要がさらに高まると予想されます。

AI半導体業界の隆盛~エヌビディアを中心とした成長と投資機会

AIエコシステムの中核を担うエヌビディアの急成長は、AMDやTSMC、ASMLなど関連企業の株価も押し上げており、AI半導体業界全体の成長を牽引しています。AI技術の進化とともに、GPU市場を席巻するエヌビディアの企業価値は急騰しており、その影響は、競合のAMDや、パートナーであるTSMC、ASMLといった企業にも及び、株価の上昇を後押ししています。

AI技術の加速的な進化を背景に、エヌビディアをはじめ、Super Micro Computer、AMDといった企業が市場をリードしています。自動運転車、スマートホームデバイス、データセンターなど、幅広い分野でのAI活用が進む中、これらの企業への投資は、成長分野への戦略的な投資として、投資家に大きなリターンをもたらす可能性を秘めています。AI半導体業界への投資は、未来のテクノロジーの進歩に投資するものであり、その成長は今後も目が離せません。

まとめ

海外の半導体関連株は、高い成長性が期待できる一方で、各国・地域の特性や為替リスクなどに注意が必要です。投資先を選ぶ際は、企業の技術力や競争優位性、財務健全性などをしっかりと見極めましょう。そして、海外の半導体関連株への投資は、リスクを適切にコントロールしながら、長期的な視点で行うようにしてください。

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