富裕層が最も重視するのは「教育」への投資 -米国VISA取得について-

富裕層が最も重視するのは「教育」への投資 -米国VISA取得について-

米国は言わずと知れた「教育大国」です。

常にQS大学ランキングトップ100でも米国の大学が大半を占め、米国の富裕層も最も投資するのは「子供の教育」で、家族によっては子供1名あたり2億円位投資する事もあるようです。現在の米国VISAと教育事情を合わせて見ていきましょう。

教育への投資は世界的な流れ

日本の富裕層でシンガポールに居住している家族も多くいらっしゃいますが、理由の1つとして 「インターナショナルスクールの質」や教育制度にあります。また、大学進学は、米国、イギリス、オーストラリアなどへ留学をする、というケースがとても多くみられます。

また、スイスのボーディングスクールを選択するご家族もいらっしゃいますが、その先にはイギリスや米国、と大学はやはりこの2か国が最も多い組み合わせになっています。

もちろん「教育」目的という観点で未成年の時から、米国へ留学するという選択もあります。ただ、米国留学とオセアニアやイギリスへ留学の大きく異なる点として、

・米国は小学生に学生ビザの取得は困難であること

・未成年への帯同ができる「ガーディアンビザ」の存在がないこと

などがあり、このための対処やプランを立てておくことが必須といえます。

親が学生となり、家族で学生として渡航する家族もいらっしゃいますが、特に米国の場合、ビザ取得の困難さを考慮して、長期的プランを検討する事が非常に重要です。

また、私の経験上、ニュージーランド投資家ビザを取得したご家族でもお子様の教育は米国、という事で、教育の場所として米国を選択する点はやはり長期的なグローバル・キャリアパスも検討しているのではないかと感じています。

今でも取得できる米国のビザとは

今回のコロナを経験する事で、ますます将来の教育の場所や家族のライフプラン、そしてどこを家族の居住場所・国として選択すべきか、など多くの事が見えてきたかと思います。

加えて、現実として今の米国政権は労働市場に対する危機感から就労ビザを中心として大統領令により発行停止、そして留学ビザも厳しい状況となり、ますます先が見えない状況になってきています。

半面、直接投資となる「E-2(一時居住)」「EB-5(永住)」のビザについては唯一今も申請可能となっており、この2つは特に富裕層の皆様にとっては非常に重要なカードになる、という事も理解いただきたいと思います。留学ビザと最も違う点は「授業料」であり、どちらかのビザを取得していれば未成年中は公立であれば無料となります。 

E-2(一時居住)

このビザは、比較的ビザが迅速に発行となり、金額も低いので、「1-2年以内に移住希望している人」また、滞在要件に条件がないので、日本とのデュアルライフを希望する人に適してるといえます。

ハワイに住みたい人などはこのビザの利用者が大変多いです。E-2は扶養家族としてお子様は21歳未満しか取得できませんが、州によっては公立大学授業料については米国人と同様に対応可能なところもあります。

つまり、お子様は21歳までは公立料金=つまり授業料も無料になるので、教育目的にすぐに行きたい方が利用する傾向があります。

留学ビザでは米国の授業料は高額であり、特に大学になった場合、その費用は莫大なものになります。 

EB-5(永住)

このビザは、将来確実に永住したい方、またお子様に永住ビザを残したい方に適しています。

アメリカの問題として学生ビザのあとのH1-B(就職先がみつかったあとに取得するビザ) が「抽選」となるので、このリスクを避けたい富裕層はこのビザを申請しないようにするために事前にEB-5を準備する、というのが他国投資家のする方法です。

事前プランニングに合わせたVISA取得の大切さ

米国の一番難しい点は、留学後に、大学卒業し、就労先があればビザが下りる、という理論が通らない点です。なぜならこのタイミングに必要となる「H1B」ビザがコロナ前から既に「抽選」であり、これが当たらなければ権利がない、つまり帰国しなければならない、という事です。 

これらを回避するために、海外の富裕層は「事前」にプランニングして、E-2またはEB-5を検討しています。

この2つの大きな違いは、前述の通りE-2は比較的審査が早い事 (コロナ禍でない場合通常は3か月)、そして投資額も低い事(30万ドルくらい)、EB-5は直接永住ビザ(グリーンカード)を取得可能ですが、審査は3年位、また、投資額も90万ドルとなっています。 

ビザ種類取得期間投資額メリット
E-2通常は3か月30万ドル
(規定ないが平均)
滞在要件ない為、
デュアルライフ可能
EB-53年位90万ドルグリーンカードを取得可能

米国は先進国の中で最も人気の高い移住先であることはまちがいありません。しかも、実は投資家ビザの金額は他先進国(オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなど)に比較しても一番低いのも事実です。他国の富裕層はこの2つのビザを一番「教育移住」目的に利用しており、お子様の年齢に準じて、計画的に申請しています。

アメリカへの教育を検討する場合、学校選択ももちろん重要ですが、加えてビザのプランニングは非常に重要であり、お子様の将来キャリアを形成する上で、ぜひ検討頂きたいと思います。

E-2/EB-5は各家族のプランや用途によって比較や検討をしながら選択する事が有益であり、早い段階で家族のオプションとして検討する事がとても重要です。

どちらのビザカテゴリーについてもアメリカビザの特徴として投資先が多様となり、日本マーケットにおいて的確な情報や複数具体的案件にリーチする事がいまだ難しい為、詳細情報に ついては正しい情報を取得し、経験豊富な専門家への相談をすることをおすすめいたします。

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