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【三井住友・フォーカス・ジャパン・オープン】好配当に着目したファンド。増配銘柄の発掘力は?【1/19 投資信託マラソン】

【三井住友・フォーカス・ジャパン・オープン】好配当に着目したファンド。増配銘柄の発掘力は?【1/19 投資信託マラソン】

超保守的な投資信託マラソンで配信中

本日分析する投資信託は、三井住友・フォーカスジャパン・オープンです。『コウハイトウ』という言葉、一般的には『高配当』と思われているかもしれませんが、投資の世界では『好配当』と表記することがあります。

さて、このファンドは、好配当に着目することで有名なファンドですが、配当だけではなく、増配を続ける銘柄の発掘を目指すファンドです。その発掘力があるのかどうかを皆さんにお伝えしたいと思います。また、雑誌でも結構最近取り上げられることが多くなっているため、興味を持っている方も多いのではと思い、今回選ばせていただきました。ぜひ最後までご覧ください。

お願い

まずはお願いです。この記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘や売買の推奨を目的としたものではありません。また、投資を行う際はご自身で判断いただきますようにお願いいたします。また、今回の投資信託も、これから取り上げていく投資信託も、全てランダムに抽出しています。雑誌で取り上げられているもの、話題になっているものをランダムに抽出し、中立的な立場で分析を行っています。運用会社、販売会社との業務提携等は一切ございません。中立な分析だと見ていただければ幸いです。

投資信託の概要

概要

それでは分析に移ります。三井住友・フォーカス・ジャパンファンドは、日本に投資してる投資信託です。投資対象は、国内の中型株をグロースもバリューも含めて(ブレンドして)投資しています。運用会社は三井住友DSアセットで、NISAの成長枠対象外となりますので、特定口座の購入となります。信託報酬は1.21%、純資産は36億円ということで、やや小ぶりな印象です。とはいえ最近注目されているファンドですから、どういうファンドかを見ていきたいと思っています。

『高配当』という字に慣れているかと思いますが、販売会社が顧客を『高い』と言うとミスリードしがちです。そのため、好ましい配当ということで『好配当』が使われています。

企業の好配当に着目した銘柄選定を行っているファンドで、配当が高いものを選んでいることがわかりました。配当利回りの観点だけでなく、今後も増配しそうな銘柄を選ぶことに着目していることが特徴です。

好配当の定義

具体的には、業績が良く、キャッシュリッチな企業を抽出して、将来の増配を続けてくれそうな銘柄を探していると目論見書には書かれています。ここで皆さんにお伝えしたいのは、個人投資家の方で、現在も予想の配当利回り等などで投資している方がいますが、それはあまりいい手法ではないということです。あくまでも配当利回りの高いものは、業績の悪い企業になれば減配の可能性があります。業績が悪化すれば、減配することはよくあります。そうなると株価はさらに下がり、受け取り配当も下がれば株価も下がります。インカムゲインの減少とキャピタルロスが出てきますので、将来の増配の可能性がある銘柄を選ぶというのは非常に大事なポイントとなります。

業績の良い企業やキャッシュを豊富に保有する企業というのは、増配を続ける可能性があり、株価の上昇にも繋がります。こういった銘柄を探し出すことは、専門家であるファンドマネージャーなどが得意としている分野です。こういったところに期待して、アクティブファンドに投資する方が多いことで注目を集めていると目論見書からわかりました。

簡単にパフォーマンスを確認しましょう。同カテゴリー10年間の年平均のトータルリターンが+8.79%に対して当該ファンドは+11.91%になっています。同カテゴリー±15.17%に対して±12.8%ということで、同カテゴリーよりも低くなっています。パッと見た感じでは、非常にパフォーマンスのいいファンドだとわかりました。

投資信託の投資戦略

では、細かく見てみましょう。このファンドは、業績が堅調で、ROEや資本効率の改善への取り組みを積極化している企業を選んでいます。そういった企業は増配の可能性が高いため、買い付けしているとのことです。

一方で業績が悪い、株価の上昇に伴い予想配当利回りが低下した銘柄などは売却しています。スクリーニングは、定例的に高配当の銘柄を選び、好配当銘柄の中から財務分析を行い、ROEや資金効率を見ながらセレクションをかけています。その中で2次リサーチをして、増配できそうな企業かどうかを分析し、候補を選んで購入していく戦略をとっています。特に配当の成長を探るという部分が、このファンドの大きな特徴だとわかりました。

パフォーマンス分析

パフォーマンス

次にファンドのパフォーマンスを確認してみましょう。市場平均(TOPIX)に比べて、中長期で好調なパフォーマンスを維持していることがわかりました。下のチャートをご覧ください。参考指標が紫、当該ファンドが黄色です。税引き前の分配金再投資基準で見ると、ずっとオーバーパフォームしていることがわかります。設定依頼ではTOPIXが142.3%の上昇に対し、ファンドは202%。非常にいいパフォーマンスになっています。

過去3年間で見ても、当ファンドが60%上昇しているのに対してTOPIXは45%。15%オーバーパフォームしているため、しっかりとアクティブファンドらしくTOPIXを上回るパフォーマンスを残していることがわかってきました。

資金流出入

資金流入を確認すると、23年は大きく資金が流入しています。市場リターンを上回ると、資金流入が続くことが確認できます。

投資の検討ポイント

どういった方に、このファンドが向いているかです。いいパフォーマンスの影響もあり、最近資金流入が増えてきています。シャープレシオを見ると、資金効率が非常にいいことがわかります。ここ3年では1.84%という驚異の数字になってますし、10年で見ても0.93。5年で見ても0.79と非常に資金効率がいいです。預けたお金に対するリターンが、リスクに対して大きいことが見えました。1.84という数字から、非常に優秀なファンドだと言えるでしょう。

ファンドのポートフォリオの配当利回りですが、3.6%となっています。市場平均が2.4%ですから、1.2%ほど上積みになっています。仮に株価が軟調な状況になっても、しっかりと配当を受け取りながら、キャピタルゲインに繋がっていくようなファンドとなっています。

特に配当株は、時間を味方に付けると非常にパフォーマンスが良くなります。ただ、銘柄によっては、配当は増減します。そういった意味では減配しない銘柄を選び、増配する銘柄を選ぶことが非常に大事で、こまめな銘柄の入れ替えやリバランスが必要になってきます。では、これがリバランスできるファンドなのかといいますと、できているためパフォーマンスが上がっていると思われます。

手間暇を自分でかけるのではなく、手数料を払ってファンドに任せても十分なパフォーマンスが出るため、このファンドに長期投資する価値はあるのではないでしょうか。

組み入れの上位10銘柄も、見れば知ったような銘柄ではありますが、これをどう選ぶかにファンドの強みがあると思いました。

評価

評価は5つ星の中の4つ星です。好配当と、それを維持できるファンダメンタル分析による銘柄選択力が高いと判断しました。好配当を選ぶだけではなくて、増配を続けることを細かくやりながら入れ替えてくれる銘柄の選択能力は、アクティブブランドらしいファンドです。資金流入もあり、パフォーマンスもいいところが評価に値すると思いました。

本日は日本の好配当の株、増配を続けそうなファンドを選ぶファンドでした。日本株は高値圏に迫ってきている中において、今後上がっていく、下がっていく、横ばいと、いろいろな予想がある中において、長期に日本株に投資し、日本の中でも業績がどんどん良くなっていくような企業で好配当をもらうものを探している方にとっては、検討に値するファンドだと思います。

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