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【セゾン資産形成の達人ファンド】人気の高い世界株のアクティブ型ファンド・オブ・ファンズの実力を分析【投資信託マラソン】

【セゾン資産形成の達人ファンド】人気の高い世界株のアクティブ型ファンド・オブ・ファンズの実力を分析【投資信託マラソン】

超保守的な投資信託マラソンで配信中

本日分析するのは、世界株の投資信託であるセゾン資産形成の達人ファンドです。世界の株式の様々なアクティブファンドに分散しながらポートフォリオを形成している有名なファンドです。世界の株式市場が好調な中、投資する価値があるかどうかを分析したいと思います。

お願い

最初にお願いです。この記事はあくまでも情報提供を目的として作成しています。投資の勧誘や売買の推奨を目的としたものではございません。また、銘柄の選定はランダムに行っています。運用会社や販売会社との業務提携は一切ございません。あくまでも中立の立場での分析となります。

投資信託概要

概要

セゾン資産形成の達人ファンドは、セゾン投信が運用しています。世界株に投資するもので、NISA積立成長枠投資が使えます。信託報酬は1.34%で、純資産総額が3,200億円と、人気のあるファンドとなっています。

ここ最近、世界株のインデックス投資が注目されており、インデックスファンドへの大きな資金流入が確認されています。

このファンドは、国内外の複数のアクティブファンドを選んで投資しています。選ばれたファンドが個別銘柄に投資していますから、ファンド自体は銘柄選定ではなくファンド選択を行い、運用を委託しています。運用先の選定に専念していることが、セゾン資産形成の達人ファンドの特徴です。

投資している先は、バンガード、アライアンス・バーンスタイン、スパークスと様々です。選定基準としては、企業分析の徹底、長期的な視点での運用、コストの割安さを重視しています。

チェックポイント

チェックポイントは、

  1. ファンド・オブ・ファンド(ファンドがファンドを買っていること)は投資効率が良いか?
  2. 分散効果とパフォーマンスは?
  3. インデックスファンドや他のアクティブファンドとの比較

の3点となります。

簡易パフォーマンスです。トータルリターンは同じカテゴリーと比較して、1年から10年の全てで上回っており、リターンが期待できます。標準偏差も全ての年月で下回っており、リスクを抑えながらリターンを得られていますから、非常に期待値が高まるところです。

投資戦略

企業分析をしっかりと行っていること、長期的な視点で投資を行っていること、適正な費用であることを重視し、投資先ファンドを選定しています。投資先は世界各地に分散されており、日本国内では主にスパークスを中心に、ヨーロッパを含めた他の地域でも、バンガードやアライアンス・バーンスタインなど、全てアクティブファンドに任せています。

銘柄戦略

米国が43%、欧州が26%、日本が12%、新興国が14%とまんべんなく世界に分散させ、業種もしっかり分散がされています。極端な偏りは見えないことが特徴となります。

ファンド・パフォーマンス

パフォーマンス

やはり基本的には世界株平均と連動しています。5年、3年の比較チャート、赤が分配金込みの基準価格、青が世界株の円換算です。5年と比較すると少し負けており、3年でも若干のアンダーパフォーマンスが見られます。基本的には世界株と連動している印象です。

資産の配分はインデックス通りに行い、投資先にはアクティブファンドを選定することで市場平均よりも上回る成果を目指しています。

アセットの配分は基本的にインデックスに近いながら、投資を行う先はアクティブに個別銘柄を選んでいくことでパフォーマンスが向上することを目指しています。ただ、過去のパフォーマンスでは成果が残念ながら現れていません。過去5年間では-10%、3年間では-15%ですから、決して褒められたパフォーマンスではありません。

投資先の個別ファンドでは、各地域の市場平均に勝っているものもあります。ですが、ファンド全体としては市場平均を下回っています。アクティブファンドの中にはいいパフォーマンスを残しているものもありますが、一部が足を引っ張り、全体としてはあまり良くありません。

ただ、徹底した分散投資の効果もあり、値動きは抑えられています。リスクは15%前後、シャープレシオは1前後となっています。シャープレシオの高さから、長期的に預けるとパフォーマンスが安定してくる可能性がありますが、現時点ではパフォーマンスが若干アウトパフォームしすぎている印象があります。

なぜパフォーマンスが追いつかないかを考えると、投資先のファンドが分散投資を重視していることが多く、ポートフォリオ全体としては分散投資が過剰だからか、と思われます。

リスクを抑えて分散投資を行っていることから、保守的な運用のファンドだと言えるでしょう。アクティブファンドの超過リターンを追求する姿勢とは少し異なる印象です。

ただ、高いコスト意識を持つことを、投資ファンドの選定で徹底しています。一般的にアクティブファンドに投資を行うファンド・オブ・ファンド、ファンドの中でファンドに投資を行うと、コストが二重にかかってしまうため、高コスト体質になりがちです。

しかし、このファンドは投資先のファンドのコストをオールインクルードで約1.3%に抑えています。ファンド・オブ・ファンドの平均が2%程度だと言われていますから、コストをかなり抑えている印象です。コスト負けするファンドが多い中で、抑えられている点は高評価です。

リスクはコントロールされていますし、コストもコントロールできています。分散投資ができていますから、長期間預けるとパフォーマンスが向上する可能性があると感じるファンドになっています。

長期的には保有できるファンドだと言えますが、ただ、リスクをとってでも市場平均よりも大きな超過リターンを継続的に欲しい投資家にとっては向いていないかもしれません。ある意味で、投資を始めた方向けの、アクティブファンドとしてはローコストでローボラティリティなファンド、という印象を受けました。

資金流出入

ローコストで、しかも安全性が高い、リスクが低いということで、資金流入が続いている、という印象を受けました。

評価

評価は3.5となります。世界株に比べてパフォーマンスはアンダーパフォームしていますが、リスク、コストが低くなっているということは、長期的に見るとコスト意識が高いことになるため、プラス面が出てくる可能性があります。

ただ、今の段階ではパフォーマンスが伴っていないため、現時点ではなかなか判断がつきません。事前予想よりも悪かったという印象がありました。

本日は非常に有名なファンド・オブ・ファンド、アクティブファンドに投資するセゾンの有名な投資信託を分析しました。アクティブファンドということで超過リターンを期待する方も多かったと思いますが、どちらかと言うとリスクを抑えつつコストを抑える、安全運転を行うアクティブファンドを目指しています。

とはいえ、シャープレシオが1を超えていますから、長期で預けるとパフォーマンスが安定する可能性もありますが、せっかくアクティブファンドに投資するのだから、という方にとっては少し物足りないかもしれません。

投資を始めたばかりで大きな動きが怖い。でも、アクティブファンドに投資したい、という方には適しているかもしれません。ぜひ他のファンドと比較して投資を検討してください。す。

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