2020年、世界を未曽有のコロナ危機が襲いました。
未だ(2020年7月現在)、世界各国がこの対応に迫られており、まだまだ終わりがみえません。そんな中、先の時代を見据えた行動を開始している人もいます。
現在の状況は、この現代において各国の人の移動が分断される、という異例の状況が発生し、行動が制限される中、在宅やリモート生活から新しいライフスタイルを通じて、いろいろな気づきが多かったのではないかと思います。
今回、世界中が同じ危機に直面しているという状況の中で、各国の対応の違いが顕著になったという事実は、今後将来を検討する上で、特に富裕層にとっては大きなベンチマークとなりつつあります。
平時においても常に世界の富裕層は家族にとって最適な国や場所、そして将来におけるプランBを立てる事はスタンダードであり、今回の出来事が今後ますます移住プランを加速させる要因になったことは間違いないと感じています。
日本人は他国に比較して自国が何よりも安全かつ経済大国、という背景から移住プランする人は未だ限られてはいますが、税制やお子様の教育などの観点では真剣に検討すべき時期かもしれません。また、日本人は将来プランを短期的に立てる傾向が多いともいわれており、今回のような機会にあらためて長期的な視点で将来を検討し、家族で話合うことも有益なのではないかと思います。
オセアニア両国(オーストラリア・ニュージーランド)はコロナ対策に際し、世界に先駆けて3月20日より全外国人の入国禁止措置をとり、いまだこの政策は継続しています。
加えて、政府による補助金や支援も矢継ぎ早に打ち出し、両国の国民は非常に自国政府を評価しています。また、この両国の迅速かつ適切な対応は、世界的において高い評価を受けることになりました。経済規模でみれば、この両国ではだいぶ差がありますので、ここではオーストラリアについてお話したいと思います。
オーストラリアは、このコロナが発生するまで、まさに右肩上がりのGDP成長率を26年連続更新という世界最長記録を達成してきました。この背景には、豊富な資源力と緻密な移民政策があります。
また、それに加えて、
・相続税、贈与税がゼロという税制度
・医療福祉の充実さと医療レベルの高さ
・世界でも高度な教育レベル
などが要因とされています。
その結果、過去4年間連続アメリカを超えて富裕層で最も人気ある移住先となっています。
イギリス国籍の人は、オーストラリア移住を選ぶ理由として、過ごしやすい気候や税制上、資産保護も検討して選択しているようです。今回の有事から、改めてオーストラリア政府はいかに国が豊かな財政を確保しているか、また、有事に対する政策や準備があるか、ということを世界に広く認知されました。
日本人にもいまだ大変人気のある国の1つです。在外邦人居住者は現在10万人近く、うち永住者については実はアメリカに次いで2番目に多い国となっており、非常に親日家も多く暮らしやすい環境となっています。
また、何よりも日本とは時差がほぼない、という点と季節が反対、という点も大きな魅力であり、避暑、避寒という季節のバランスも上手に活用してデュアルライフを楽しんでいる方も多いようです。
私の経験上、富裕層の多くは教育目的で、小学校からお子様と一緒に帯同して「ガーディアンビザ」として親子で滞在する方も非常に多く感じます。これはアメリカでは存在しないビザになり、成人するまで教育目的で帯同できる、という点はとても使いやすいビザです。
ただし、将来やはりオーストラリアへ永住したい、と検討する方はオーストラリアには永住ビザ申請のために年齢制限があるため、少しでも早くプランをたてることが重要になります。気が付いたときには遅い、というケースが多々ある為、「長期的プラン」を検討する重要性を日本の方にも知っていただければと思います。
オーストラリア永住ビザの最大のメリットは取得すればニュージーランドでも「永住者」として利用でき、居住や就労が自由な点です。
つまり、1つの国で2つのメリットを共有できるのです。日本人のみではなく、世界の富裕層からも人気が高い、という点をぜひ考えて頂き、早く行動することが得策です。
Reference :
https://www.afrasiabank.com/en/about/newsroom/global-wealth-migration-review-2019
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